梅毒の感染法と経過、ジスロマックが治療に有効?

梅毒は梅毒トレポネーマが引き起こす感染症です。性感染症として昔から有名で、現代人からしてみれば昔の感染症のイメージがありますが、実は2000年以降増加傾向の感染症です。
梅毒の感染法としてはまずゴムなしの性行為が挙げられます。またオーラルセックスも感染法の1つです。さらに見落とされがちな感染法は、ディープキスを介しての感染です。例えばキスの際に舌や口の中が出血している場合には感染の危険性があります。
梅毒の感染症の経過に関してですが、感染後2週間程度で性器に固いしこりができるようになります。また感染後2カ月になると全身に赤い発疹ができたり、性器周辺にイボができたりします。また感染から2~3年放置すると、今度は全身にゴムの硬さの腫れができるようになります。さらに感染後10年程度となると、心臓や中枢神経に影響が出るようになり、場合によっては致死的なものとなります。
ですから風俗など心当たりのある性行為から数週間経過して性器などに異変が出た際には早めに病院で診察してもらいましょう。感染後早期の方が抗生物質による治療効果が得られやすいです。通常感染後数カ月以内でしたら抗生剤を1カ月程度で治療は終了しますが、長期間放置すればするほど治療期間が長くなり、さらに他の臓器にも影響するようになります。治療の際にはジスロマックという抗生剤が有効です。ジスロマックは15員環マクロライド系抗生物質で、通常3日間連続して服用し、そうすると1週間効果が持続します。またジスロマックSRの場合には1回の服用で1週間の効果持続が期待できます。これは飲み忘れなどノンコンプライアンスの低減につながるため、医師としては使い勝手のいい薬となっています。