ジスロマックは何科で処方されているのか?

ジスロマックはマクロライド系の抗生物質で、有効成分はアジスロマイシンという名前です。このアジスロマイシンは、体内貯留性が高い、という点が他のマクロライド系抗生物質とは異なり、3日の服用で1週間効果が持続したり、1日の服用で1週間効果が持続する製剤が開発されています。症状が改善後には飲み忘れ等のノンコンプライアンスの問題がよくある抗生物質ですが、この製剤なら服用日数が少ないためそのような心配が少なくて済む、というメリットがあります。ジスロマックは細菌のリボソームの50sサブユニットに結合して、細菌のタンパク質合成を阻害することで細菌の増殖を抑制します。あくまで静菌的効果であり、殺菌効果ではありません。ただ抗菌スペクトルは比較的広めであらゆる細菌に効果を示します。
ところでこのジスロマックは何科で処方されているのでしょうか?その答えですが、ジスロマックは幅広い診療科で処方されている薬なので何科でも処方される可能性はあります。内科では風邪や呼吸器感染症で処方されますし、皮膚科ではとびひなどで処方されます。また外科では術後の感染症対策で使用されることもあります。ですから何科でもジスロマックの扱いはあるでしょう。
副作用に関しては、腸内細菌にも影響を及ぼすため下痢が起こる可能性があります。特にジスロマックSRという、一回飲めば1週間効果が持続する製剤では、下痢の副作用の発現頻度が非常に高くなります。抗生物質を飲んで下痢をしやすい人など体質的な問題もあるのでそういう人はジスロマックと一緒にビオフェルミンRという整腸剤をもらいましょう。すると抗生物質による下痢は起こりにくくなります。ちなみに市販の整腸剤は抗生物質によって死んでしまうので効果があまりありません。